漫画全巻(コミック) 高価買取

漫画とは？日本での漫画の広がりや歴史、中古の漫画全巻の買取情報をご紹介

国内だけでなく、今ではグローバルな人気を誇るのが日本の漫画です。大正時代を舞台にした『鬼滅の刃』や、小説からコミカライズされた『薬屋のひとりごと』、少女漫画の『恋と弾丸』など、様々な漫画作品があります。

ここでは、日本のマンガの特徴やジャンルと分類、漫画に関連する情報についてまとめました。

現時性と線上性とが複合していることが漫画の定義

漫画の定義として、「現時性と線上性が複合していること」という言葉が用いられることがあります。言い換えれば、一目で全体を把握できつつ、各コマをたどっていくことでストーリーが把握できるという意味です。

1枚の絵だけで完結しているものは風刺画などと呼ばれ、漫画の定義からは少し外れます。また、コマ割りや複数のイラストによって構成される作品でも、各コマに一貫したストーリーが見られないものも漫画とは言えません。

現在の漫画の形に至るまでに、様々な地域や時代背景に応じたスタイルの作品が製作されてきました。

漫画を表す英単語は「ComicsCartoon」または「MANGA」

漫画を表す英単語には「ComicsCartoon」というものがありますが、日本語のマンガがそのまま英単語化されて「MANGA」という単語も生まれています。それほどに、日本の漫画カルチャーが世界に与えるインパクトは大きいです。

漫画による地域おこしに取り組む高知県と鳥取県について

高知県と鳥取県の出身の漫画家を中心に、漫画による地域おこしが行われています。鳥取県はゲゲゲの鬼太郎で作者として有名な水木しげるさんを筆頭に、様々な有名漫画家が居るのが特徴です。

漫画ジャンルの特徴や発売形態による分類

漫画作品は、掲載される雑誌の発売形態や内容によっていくつかのジャンルに分けられます。主な漫画ジャンルの特徴や雑誌の種類は次の通りです。

【週刊誌や月刊誌など、発行サイクルによる分類】
定期的に発行されている漫画雑誌には、毎週発売される週刊誌や、毎月発売される月刊誌、月2回発行される月2回刊誌、季節ごとに年数回発行される季刊誌などがあります。

ただし、年末年始や大型連休などがあるときは、週刊誌の発行タイミングが変更されることが一般的です。多くの週刊誌では、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始の休みの次期に2週間分の内容を掲載した合併号が発売されます。

日本で発売されている漫画週刊誌としては、集英社の週刊少年ジャンプ、週刊ヤングジャンプ、マーガレット、講談社の週刊少年マガジン、週刊ヤングマガジン、小学館の週刊少年サンデーおよび週刊少年サンデーS、秋田書店の週刊少年チャンピオンなどがあります。

月刊誌として発行されている主な漫画雑誌は、集英社のジャンプスクエア、ウルトラジャンプ、りぼん、講談社の月刊少年マガジン、なかよし、小学館の月刊コロコロコミック、月刊サンデージェネックス、ちゃお、秋田書店の月刊少年チャンピオン、白泉社のLaLaなどです。

【少年誌や少女漫画、青年誌など内容による分類】
漫画雑誌は、掲載されている漫画の内容に応じて対象年齢が分かれています。対象年齢が低い漫画雑誌は少年誌や少女漫画などに分類され、過激な表現は抑えられていることが特徴です。一方、対象年齢の高い青年誌には、過激な表現を含む漫画も掲載されています。

また、少年誌や少女漫画は学園ものなどの漫画が掲載されることに対して、青年誌は大人の社会をテーマにした作品が掲載されることも、両者の違いの一つです。

同じ出版社で発行されている漫画雑誌の中で、「少年」などの単語が誌名に入っている物は少年誌に含まれます。青年誌の誌名には「ヤング」などの単語が含まれることが一般的です。例えば、集英社から出版されている週刊少年ジャンプは少年誌、週刊ヤングジャンプは青年誌となっています。

少女向けの漫画雑誌としては、講談社のなかよしやマーガレット、集英社のりぼん、白泉社の花とゆめなどが人気です。

少年漫画と少女漫画は、扱われているテーマが異なる傾向があります。少年漫画は戦いや冒険をテーマにした作品が多いことに対して、少女漫画は恋愛感情や心の揺らぎ、人間関係をテーマにした作品が多いことが、両者の主な違いです。

ただし、最近の漫画作品には従来のカテゴリーには当てはまらないような変わった作品も登場しています。そのため、ダークな世界観を描いた少年漫画や、奇抜な設定の少女漫画がヒットするケースも少なくありません。

　 　　 　 　 　 　　 　 　 　 　　 　

幼年漫画：	コマ数やページ数が少ない、月刊コロコロコミック など
少年漫画：	小～高校生が主に対象、週刊少年ジャンプ など
少女漫画：	小～高校生が主に対象、マーガレットなど
青年漫画：	高校生以上の男性が主に対象、月刊コミック電撃大王など
女性漫画：	高校生以上の女性が主に対象、BE・LOVE など

主な漫画賞や日本の漫画代表作

国内外で楽しまれている漫画の中で、特に高い評価を得た作品は漫画賞を受賞する場合があります。以下では、主な国内の漫画賞や国際漫画賞、各漫画賞受賞作品に関する情報を紹介します。

・手塚賞

手塚賞は集英社によって主催されるストーリー漫画の新人賞です。入選者には200万円、準入選者には100万円、佳作には50万円の賞金と、それぞれの賞を記念する賞状や盾が贈呈されます。

手塚賞の主な入選作品は、坂東直「Real haunted HOUSE」、斉藤尚武「ハンマーヘッド」、助野嘉昭「帰って下さい。」、栗山武史「未熟仙 - みじゅくせん - 」、田中加奈子「竜鬚虎図」などです。

・赤塚賞

赤塚賞は集英社によって主催されるギャグ漫画の新人賞です。手塚賞と同じく3つの賞が用意されています。ただし、審査基準が高く設定されていることから入選者は非常に少なく、入選者なしになった回も少なくありません。

これまでの入選作品は、コンタロウ「父帰る！」、北森かつみ「THE合衆国日本州」、戸谷稔「日本列島異常なし」、のむら剛「AT Lady！」、八木教広「UNDEADMAN」、おぎぬまX「だるまさんがころんだ時空伝」などです。

・JUMP新世界漫画賞

JUMP新世界漫画賞は、集英社によって2017年から開催されている比較的新しい漫画賞です。入選、準入選、佳作のほか、最終候補や最終候補まであと一歩、超新星賞、審査員特別賞など、複数の賞が用意されています。

これまでにJUMP新世界漫画賞を受賞した主な作品は、角田拓海「ミルク・パレット」、吉野マト「天使と悪魔」、松井琳「Anemone」、百田綾助「カクレミ」などです。

・なかよし新人まんが賞

なかよし新人まんが賞は、講談社によって開催されている新人賞です。特選、入選、準入選、佳作、審査員特別賞、奨励賞が用意されています。特選、入選、準入選の作品は少女漫画雑誌「なかよし」に掲載される決まりです。

これまでになかよし新人まんが賞を受賞した作品には、鳥海ペドロ「甘い悪魔が笑う」、船山美帆「通学バスのふたり」、幸凪優「メロディにのせて」などがあります。

・週刊少年マガジン新人漫画賞

週刊少年マガジン新人漫画賞は、講談社が主催する新人賞です。特選、入選、佳作、特別奨励賞、奨励賞が用意されています。佳作以上に選ばれた作品は、マガジンSPECIALに掲載される決まりです。

これまでに週刊少年マガジン新人漫画しょうを受賞した作品には、春場ねぎ「煉獄のカルマ」、諫山創「進撃の巨人」、寺嶋裕二「ダイヤのA」、日向武史「あひるの空」などがあります。

・小学館新人コミック大賞

小学館新人コミック大賞は、小学館が主催する新人賞です。児童部門、少年部門、少女女性部門、青年部門に分かれていて、それぞれのジャンルで受賞作が決定します。

最近の受賞作品には、あんどろめだ「アース・ゲッター」、由田果「俺が花火に勝てるとしたら」、矢広「私の能力はギャグ補正」などがあります。

・モーニング国際新人漫画賞

モーニング国際新人漫画賞は、講談社が主催する国際的な漫画賞です。大賞には3,000ドル、副賞には1,000ドルの賞金が授与されます。

モーニング国際新人漫画賞の主な受賞作品は、Bikkuri、Rem「Kage no Matsuri（影の祭）」、余孟霖「FAIRY TALE」、黄俊璋「Poor Knight」、金大珍「響かないこだま」、雅紳「人魔共生」などです。

・読売国際漫画大賞

読売国際漫画大賞は、2007年まで開催されていた読売新聞社による漫画賞です。1コマ漫画を大賞に、国内外から作品が募集されました。

これまでの受賞者は、岩本しんじ、メメット・アルスラン、カワキタカズヒロ、エカシット・タイラット、ミハイ・スタネスク、篠原ユキオなどです。日本の漫画家だけでなく、タイやルーマニア、ベルギー、イラン、トルコ、ブラジル、ドイツなど様々な国から受賞者が出ています。

・アングレーム国際漫画祭

アングレーム国際漫画祭は、フランスで開催される国際的な漫画祭です。ヨーロッパの漫画関連イベントの中では最大級の規模を誇ります。

日本人漫画家で表彰された主な作品は、望月ミネタロウ「ちいさこべえ」、上村一夫「離婚倶楽部」、楳図かずお「わたしは真悟」、水木しげる「のんのんばあとオレ」「総員玉砕せよ！」、浦沢直樹「PLUTO」などです。

・日本漫画家協会賞

日本漫画家協会賞は、公益社団法人日本漫画家協会が主催する賞です。1972年に設立された、漫画賞の中でも歴史のある賞となっています。日本の漫画業界の発展を目的として運営されてきました。

日本漫画家協会賞には、長編作品の中から審査されるコミック部門と、1コマ漫画などから審査されるカートゥーン部門の2つがあります。選考は毎年1回行われ、漫画業界にゆかりのある10名ほどの選考委員によって、受賞者が決定する仕組みです。

日本漫画家協会賞を受賞した主な作品には、植田まさし「かりあげクン」、新田たつお「静かなるドン」、鉄拳「振り子」、尾田栄一郎「ONE PIECE」、西原理恵子「毎日かあさん」、安倍夜郎「深夜食堂」、五十嵐大介「海獣の子供」、佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」、秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」などがあります。

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・文化庁メディア芸術祭（マンガ部門）

文化庁メディア芸術祭のマンガ部門は、文化庁によって主催されている賞です。審査員は漫画家によって構成されていて、流通されている商業漫画の他、個人が自薦で応募した作品も審査の対象となります。

これまでに文化庁メディア芸術祭マンガ部門を受賞した作品は、安野モヨコ「鼻下長紳士回顧録」、増村十七「バクちゃん」、東村アキコ「かくかくしかじか」、今井哲也「アリスと蔵六」、岩岡ヒサエ「星マンション」、福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう？」、一色まこと「ピアノの森」、吾妻ひでお「失踪日記 」、三田紀房「ドラゴン桜」、岡崎京子「ヘルタースケルター」、漆原友紀「蟲師」などです。

マンガ大賞

マンガ大賞は、マンガ大賞実行委員会によって2008年から主催されている賞です。「友人に勧めたくなるようなマンガ」をコンセプトに受賞作品が選ばれています。また、発起人がニッポン放送アナウンサーの吉田尚記であることから、受賞作品や順位に関する情報はニッポン放送内の番組で発表される点が特徴です。

これまでにマンガ大賞を受賞した作品には、山口つばさ「ブルーピリオド」、篠原健太「彼方のアストラ」、板垣巴留「BEASTARS」、柳本光晴「響 ～小説家になる方法～」、野田サトル「ゴールデンカムイ」、森薫「乙嫁語り」、吉田秋生「海街diary」、荒川弘「銀の匙 Silver Spoon」、羽海野チカ「3月のライオン」、ヤマザキマリ「テルマエ・ロマエ」、末次由紀「ちはやふる」などがあります。

星雲賞コミック部門

星雲賞は国内外の優れたSF作品に授与される賞です。SFマンガが選定されるコミック部門のほか、アート部門やノンフィクション部門など複数の賞が設定されています。

これまでに星雲賞コミック部門を受賞した作品は、岩明均「寄生獣」、藤田和日郎「うしおととら」、士郎正宗「アップルシード」、高橋留美子「うる星やつら」、石川雅之「もやしもん」、CLAMP「カードキャプターさくら」、荒川弘「鋼の錬金術師」、萩尾望都「銀の三角」、大友克洋「童夢」、吾妻ひでお「不条理日記」、芦奈野ひとし「ヨコハマ買い出し紀行」、内藤泰弘「トライガン・マキシマム」、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」、石黒正数「それでも町は廻っている」、弐瓶勉「シドニアの騎士」などです。

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