■ねおぽけくんとは・ゲーム内容

このゲームは、どこか奇妙な雰囲気の「ねおぽけくん」の生活に入り込み、コミュニケーションをとろう、というもの。 ねおぽけくんの期限が良くなると、ミニゲームの開発を始める仕組み。ミニゲームの種類はとにかく豊富で、さまざまなジャンルのものが全部で30タイトルも用意されていますので遊び放題です。

4畳半ひと間に住んでいる謎の生物…ねおぽけくん。
ゲームをしたり眠ったり、トイレへ行ったり、ドアをかじる、下に落ちている何かをついばんでいたり、漫画を読んで笑ってみたり、涙を流していたり、慌てていたり、積み木で遊んでいたり、そんなねおぽけくんを傍目にボタンを押す。すると、数奇なヘンテコキャラクター達がランダムで現れます。
そして、そのキャラたちとの出会いを楽しんだり、驚いたり、恐怖に怯えたりしつつ、傍らでゲーム開発をしているのがねおぽけくんなのです。

ねおぽけくんのご機嫌が良くなれば、新しいゲームを開発してくれます。B面へ行くと、新たなゲームで遊べるようになります。
すねたり落ち込むと、たくさん泣き、最終的には風呂敷包みを首から下げ、ゲーム裏の乾電池を蹴りに行きます。

■ネオジオポケットとは

SNKが発売した携帯型ゲーム機で、通称「NGP」「ネオポケ」。対戦格闘ゲームで有名だったSNKが開発。対戦型格闘ゲームが中心なだけあり、一般のゲーム機の十字キー部分にあたる部分には、メカニカルスイッチを利用したジョイスティックがありコマンド入力もしやすく、親指への負担軽減にもなっています。
このジョイスティックは高く評価されており、1998年にはグッドデザイン賞を受賞。デザイナーはインターデザイン研究所の上田幸和。

ボタンが2つしかないため格闘ゲームで遊ぶには少々難があり、ネオジオポケットのソフトはテーブルゲームの比重が大きくなりました。

ネオジオポケットは、内蔵ソフトが搭載されています。ROMカセットを挿入せず、本体電源を入れると内蔵ソフトが立ち上がる仕組みになっていて、カセットを持っていなくても楽しめます。

その中に時計やカレンダー機能もついていて、設定しておくと指定時間に自動的に電源がONになる便利機能もあります。

時計とカレンダーの機能はROMカセットのソフトウェアからも使用できます。本体色は多数用意されていて、カーボン柄・迷彩柄など複数の色を使ったもの、中身が透けて見える半透明のものもあり、バリエーション豊富です。

本体中央部の液晶ディスプレイはモノクロ8階調で、ネオジオポケットカラー専用のソフトは本機では動作させることはできない仕様になっています。

ただ、全く動かないというわけではありません。ソフト側にネオジオポケットカラーでの動作を促す警告文が入っている場合は、それが表示されるようになっています。

対応ソフトの大半はSNKから発売されており、同社の他にもADKや夢工房といったネオジオに関わっていた開発企業がソフト開発をおこなっていました。

ソフト数は少ないのですが、カプコン（5本）やセガ（セガ2本、セガトイズ1本）等の競合他社もサードパーティとして協力していました。
他の携帯ゲーム機にはない個性豊かで面白い作品が揃っていたため、今でもファンが多いです。

対戦格闘ゲームのほか、脱衣麻雀やパチンコ・パチスロのシミュレーターなどもあります。携帯ゲーム機としては異例の、推奨年齢表示が箱に載せてあります。特にカジノゲームを扱った作品に多くなっていて、性的要素が無いものでも18歳以上推奨の表示が有る作品が多くあります。

■仕様

CPU：16ビット＋8ビット
色数・解像度：モノクロ8階調 160ドット×152ライン
スプライト：8×8ドット、3色＋透明1色、512枚同時表示
サウンド：矩形波3ch＋ノイズ1ch＋DAC 2ch
メディア：ROMカセット
電源：単4乾電池×2本＋リチウムボタン電池CR2032（バックアップ用）×1個
連続動作時間：約20時間

外部端子
5ピンコネクター
ステレオヘッドホン端子
ACアダプター端子
操作系：8方向ジョイスティック、A・Bボタン、OPTIONボタン、電源ボタン、音量調節つまみ
内蔵ソフト：占い、時計・アラーム機能、各種設定機能

■口コミ

・ミニゲームは30種類もあるので、かなり楽しめます。なかなか着眼点が素晴らしいゲームですね。ついついやりこんでしまう感じがあります。

・ハマる！人生の中で一度はプレイしてもらいたい、そんなゲーム。ねおぽけくんの憎めないキャラが良いですねー。
・レバーをぐりぐりするとか、ボタンを押すとねおぽけくんに何かが起きます。笑い要素がいっぱい詰まっているので、プレイしていて面白い。ねおぽけくんがだんだん好きになってきます。

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