■インフィニティ キュアー(infinity cure. )について

KIDから2000年3月23日にPlayStationから発売されたサスペンス系恋愛アドベンチャーゲームのinfinityシリーズ、およびその第1作です。SFアドベンチャーゲーム路線確立をした王道ゲームでもあります。

infinityの優夏シナリオを優夏の視点から描いた「優夏キュア」と、最終シナリオをリメイクした「いづみキュア」の2つの新シナリオのみを収録した携帯機用ソフトです。

cure.の意味タイトルは、cure.は作中に登場する用語に関連した意味を持つと同時に、『メモリーズオフ』の外伝『メモリーズオフ ピュア』との対比になっています。また『Memories Off Pure』との語呂の対比であったり、「キュレイシンドローム」の短縮形の意味も含んでいるそうです。

オーソドックスでシンプルな選択肢方式のアドベンチャーゲームで、5人のヒロインごとに異なるシナリオが存在します。それぞれのシナリオは、いわゆるマルチシナリオで、横のつながりがある各シナリオの位置づけです。
シナリオを1つクリアするごとにストーリーの全容が明らかになっていきます。

ただ物語の根幹に関わるいづみシナリオは、他の4名のシナリオをクリアしていないと進むことができません。

1つのシナリオで4月1日～6日までを2回繰り返す形式。1周目のラストでいずれかのヒロインと悲劇的な結末を迎えたあとに、2周目では1周目と同じ過ちを犯さないように行動するようにします。そして、最終的にはハッピーエンドを目指すというもの。

具体的には1周目の行動によって、いずれかのヒロインと親密になり、2周目ではそのヒロインのルートを体験することになります。
2周目で、良い行動を取れば悲劇の回避ができ、そのルートのヒロインとハッピーエンドを迎えることができるというもの。間違えば、また悲劇が繰り返され、バッドエンドを迎えます。

■歴史

・infinity
2000年3月23日、PlayStationで発売
・INFINITY cure.（インフィニティ・キュア）
2000年11月23日、ネオジオポケット（カラー専用）で発売
・Never7 -the end of infinity-（ネバーセブン ジ・エンド・オブ・インフィニティ）
2000年12月21日、ドリームキャスト (DC) 版発売
2001年10月26日、Windows版発売
2002年5月23日、ドリコレ（DCの廉価版）発売
2003年6月26日、PlayStation 2 (PS2) 版発売
2004年9月2日、SuperLite 2000（PS2の廉価版）がサクセスより発売
・infinity plus
2008年4月4日、サイバーフロントより、シリーズ3作に新作『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』を加えたPC版セット発売
2008年10月09日、PS2版が発売
・Never7 -the end of infinity-（PSP版）
2009年3月12日、PlayStation Portable (PSP) 版が発売
・infinity plus portable
2009年8月13日、PSP版のシリーズ4本セットが発売
・Never7 -the end of infinity-（アプリ版）
2012年8月29日、スマートフォン (Android 2.1) 向けに配信
2012年9月11日、iPhone向けに配信。
・Never7 -the end of infinity-（PCダウンロード版）
2015年12月25日、5pb.Gamesより配信

■INFINITY cure.詳細

「優夏キュア」シナリオと「いづみキュア」の二つのシナリオを収録しているのが特徴。制作当初は「くるみキュア」というシナリオも入れる予定だったそうですが、最終的にお蔵入りとなっています。

「優夏キュア」シナリオは、本編の優夏シナリオを、主人公ではなく優夏の視点で描かれたもの。

「いづみキュア」シナリオはInfinity完結編。物語の謎に二つの答えを掲示しています。

次回作のEver17の最終シナリオのように、全ての謎を解き明かすようにはなっていませんが、本作のそれぞれのシナリオに真実があり、全体としての明確な答えはありません。

■あらすじ

2019年4月1日、某大学文学部心理学科第5班に入った主人公。仲間との親睦を深めるために、リゾート島に4月7日まで一週間合宿することに。
しかし4月6日に悲劇が…。彼女は小さな鈴を握りしめていて、その鈴が手から落ちたときに彼女は永遠に冷たくなったという夢を4月1日に見たのだった…。

■登場キャラクター

・石原 誠
・飯田 億彦
・川島 優夏
・樋口 遙
・朝倉 沙紀
・守野 くるみ
・守野 いづみ

■口コミ

・ただの美少女ゲームじゃなくてストーリーが作りこまれているのが良い。

・謎解きの要素もあって楽しめる。ギャグが良い具合にミックスしている感じもgood。

・シナリオが深い。バッドエンドもハッピーエンドも両方見てみたくなります。一度プレイするとハマる面白さです。

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