高価買取商品 DRIFTERS(ドリフターズ) Blu-ray BOX(特装限定生産)
ドリフターズについて
「え!ヒラゴー!?ヘルシングって何時終わったの!?」
が合言葉のこの作品。
熱いですね!燃えますね!
エロ漫画から発進し、ヤングキング誌上でちょこちょこ読みきりを描いてきたこの作者。平野耕太。
読みきり作品から前作「ヘルシング」のキャラクター雛形(敵だけど)を作り、地盤を固め、最初は「絵がなー」とか言っていた読者の熱望により連載開始、10年に及んで全10巻で描かれたこの物語は、全く無駄も蛇足も必要のない実に完成度の高い「作品」と呼んでいいだろう。
音楽を刻むような物語展開、乱舞する血液、銃弾、肉片。その画面は黒く塗りつぶされかつ流麗な描線でキャラクターが飛び交う。
かつて岡崎京子が「音楽のような漫画が描きたい」と何度もあとがきやインタビューで語っていたが、正に「これ」は「そのそれ」ではないだろうか。
岡崎京子の漫画がソニックユース、ヴェルヴェットアンダーグラウンドなどのエモ系音楽としたら、平野耕太の奏でる音楽はワーグナーのニーベリングの指輪のような重厚で大気圏まで巻き込むオーケストラであろう。それは同時に主人公アーカードが「人から人ならざるもの」まで生きてきた風景ではないだろうか。
アーカードの台詞回しはサドの閨房哲学のようで、ミレニアム少佐の戦意高揚の演説はギンズバーグの詩でありパフォーマンスだ。それらの言葉達は私達に終わらない疑問符を投げかける。だがそれに答えるのは主人であるインテグラ。聡明な彼女に仕える従順ではないが彼女の命令に「イエス、マイマスター」と笑みを浮かべながら答えるアーカードの姿は私達に人間であることの尊厳を気付かせてくれる。
彼は言う。「化け物を倒すのは常に人間でなければならない」と。
第二次ゼーレヴェ作戦の奇襲に掛けられた混乱の最中にアンデルセンにアーカードが放った言葉だ。アンデルセンが打倒アーカードに、「人ならざるもの」に変わろうとした刹那、アーカードの口元から笑みが消える。対等に立とうとする者に「愚者」とアーカードは唾棄する。アーカードの哲学は平野耕太の哲学である。
そんな西洋の舞台から、戦の申し子島津豊久の武士道への変遷は実に面白い。漂流者と廃棄物、作る者と破壊する者の戦が歴代の偉人の姿を借りて飛び交う物語は、平野耕太の手によりこれからも躍進していくだろう。
最新刊5巻が今年初旬に発売で既にアニメ化してしまうほど人気の度合いが伺える本作、1年に一冊単行本が出るか出ないかのペースであるものの、その平野の手で紡がれる圧倒的画力なくしては読者も満足はしないであろうので、どうぞ心行くまで画面にペンとベタを走らせて欲しい。
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