d払い現金化がバレる危険性は?違法性やバレたらどうなるかも解説

d払い現金化がdocomo側にバレることは基本的にありません。

月に最大10万円の上限で、通常の支払いと見分けがつきにくいためです。

また、違法性はないものの、d払いの利用規約で禁止されている行為なので注意が必要です。

本記事では、d払い現金化の違法性がない理由やバレる原因を解説します。

事例を確認しておくことで、現金化後に後悔しない内容になっているのでぜひ最後まで読んでみてください。

目次

d払い現金化に違法性はない

d払いの現金化は、法律で禁止されていないため違法性はありません。

そのため、d払いを現金化して処罰されたり、前科がつくことは一切ありません。

ただし、詐欺などの犯罪行為やマネーロンダリングなどの資金洗浄を目的とした利用は違法性があります。

あくまで、電話料金合算払いの利用枠で商品を購入し、買取業者などで換金する行為に違法性がないということです。

現金化目的で利用されたか分からないから

違法性がない理由として、d払いで購入した物が現金化目的か区別できないためです。

現金化目的で商品を購入し売却して換金する行為と、必要で購入したけど思ってたのと違ったから売却して換金する行為を区別することはできません。

そのため「意図的な現金化」と「結果的に現金化になってしまった」場合との線引きが難しいため、現金化についての法律が制定されていません。

d払い現金化は利用規約で禁止されている?

d払い現金化に違法性はありませんが、docomoの利用規約では禁止されている行為です。

d払い全般がNGというわけではなく、キャリア決済である「d払い(電話料金合算払い)」を現金化目的で利用する行為が規約違反に該当します。

一方で、現金でチャージしたd払い残高を出金する行為は、利用規約違反に当てはまりません。

d払いの種類規約違反か
電話料金合算払いの現金化規約で禁止されている
d払い残高の現金化規約で禁止されていない

現金原資でチャージした残高を、出金する行為は規約違反に該当しないという認識で問題ないでしょう。

d払い残高の出金は利用規約違反にならない

現金原資でチャージしたd払い残高を銀行口座やセブン銀行ATMで出金する行為は、利用規約違反に該当しません。

d払いの公式サイトでも出金方法が案内されています。

d払い残高から、任意の銀行口座やセブン銀行ATMに出金することができます。

引用:d払い公式サイト

各出金方法をそれぞれ解説します。

銀行口座へ出金する方法

国内のほぼ全ての金融機関に対応しています。

出金回数は1か月に最大5回までであり、1回あたりの上限額は2万円です。

銀行口座への出金手順
  • d払いアプリのホーム画面で「出金」を選択する。
  • 出金方法として「銀行口座」を選択する。
  • 出金する金額を入力する。
  • 手数料を含めた出金額と振込先情報を確認し、出金を実行する。
  • 受付完了画面が表示されたら、出金手続きは完了。

銀行口座への出金は即時反映されず、最短でも1~2営業日程度かかるため、注意が必要です。

払い出し依頼日時振込予定日(目安)
平日0時~11:591営業日
平日12:00~23:592営業日
土日祝日2営業日
年末年始毎年12月にd払いアプリにて周知します。

また、出金1回ごとに以下の手数料が発生します。

金融機関手数料
みずほ銀行月1回目:110円
2回目以降:220円
みずほ銀行以外220円

セブン銀行ATMで出金する方法

d払い残高をセブン銀行ATMで出金する手順は、以下の通りです。

  • d払いアプリのホーム画面で「出金」を選択する。
  • 出金方法として「セブン銀行ATM」を選択する。
  • 出金する金額を入力する。
  • セブン銀行ATMの「引き出し・預入・クレジット取引など」を選択する。
  • 「スマートフォン」を選択する。
  • 表示されたQRコードを読み取る。
  • d払いアプリに表示された企業番号と認証番号をATMで入力する。
  • 金額を確認し、出金を完了する。

セブン銀行ATMでの出金には、1回あたり220円の手数料が発生し、1か月の出金回数は最大10回までに制限されています。

セブンイレブンに設置されているセブン銀行ATMは、24時間利用可能であり、いつでも出金できる点が利便性の高い特徴です。

d払い(携帯料金合算払い)の現金化は利用規約違反

d払い(電話料金合算払い)を現金化目的で利用することは、規約違反に該当します。

当社は、お客さまが次の各号に該当するときは、本サービスの全部又は一部の利用を停止することがあります。
~中略~
(5) 現金等を得る目的で本サービスを利用したとき。

引用:d払い利用規約

そのため、現金化目的での利用がバレると利用停止といったペナルティが処されます。

次にd払いの現金化がバレる原因を解説します。

d払いの現金化がバレる原因

d払いの現金化は、基本的にdocomo側にバレることはありません。

バレない理由は、前述した通り現金化目的で利用しているかdocomo側が知る術がないからです。

ただし、現金化後の行為や電話料金合算払いの使い方によってはバレるリスクが高まります。

それぞれ注意点も合わせて解説するので、事前に確認しておきましょう。

毎月の支払いを度々滞納している

d払いの利用分は、携帯電話料金と合算して支払う仕組みです。

たまたま引き落とし口座が残高不足で1回だけ支払い遅延することは問題ありませんが、毎月支払いを遅延すると現金化を疑われます。

携帯電話料金の支払いが毎月遅れているにも関わらず、キャリア決済を利用し続けることは誰が見ても怪しい行為です。

毎月支払いが遅れているとお金に困っていて現金化しているのでは?と怪しまれるため、電話料金の支払い期限は必ず守るようにしてください。

毎月キャリア決済の上限額いっぱい使っている

毎月キャリア決済の上限額分を利用していると現金化を疑われるケースがあります。

普段から上限まで利用して、支払い期日までに返済していれば問題ありません。

ですが、普段はあまり上限額まで利用しない人が急に毎月上限額まで利用するとどうでしょうか?

docomoなどの大手携帯電話会社は、キャリア決済の利用状況を常に確認ししており、普段の利用パターンと異なる利用は不正検知する仕組みです。

まずは現金化ではなく、不正利用を疑って確認してくることもあるため、普段と異なる使い方は控えましょう。

d払いの現金化がバレるとどうなる?

d払い(電話料金合算払い)の現金化は、利用規約違反なのでバレるとペナルティが課せられます。

ペナルティも利用停止から悪質な場合は携帯電話自体が解約される場合もあります。

現金化する際は、バレたときのリスクも踏まえて検討するようにしてください。

d払い(携帯料金合算払い)の利用停止

d払いの現金化がバレると、d払いが利用停止になります。

携帯電話料金合算払いの利用停止はもちろん、d払い自体の機能がすべて利用停止になる恐れがあります。

分割で機種代金を払っているなら残高を一括請求

電話料金合算払いで、iPhoneなどの機種代金を分割払いしている方は残高を一括請求される恐れがあります。

たとえば、機種代の分割払いがあと10万円残っている場合は、一括で10万円を支払わなければなりません。

現金化する前より、さらに状況が悪化する場合もあることは理解しておきましょう。

携帯キャリアの強制解約

現金化行為が悪質と判断された場合、利用停止ではなくドコモ回線自体を強制的に解約されます。

強制解約されると信用状機関に登録され、ブラックリスト扱いになります。

新規の回線契約や、機種代の分割払いができなくなるため注意しましょう。

また、クレジットカード会社や銀行、消費者金融などのローン契約の審査もほぼ通らなくなります。

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