高価買取商品「おにいさまへ… COMPLETE Blu-ray BOX」
ごきげんよう!BUY王商品部の長谷川です。
「おにいさまへ…」という作品をご存知でしょうか。
「ベルサイユのばら」で有名な池田理代子先生が、ベルばらの次に発表した作品です。
1974年の作品ですが、アニメ化したのは1991年。
そして2002年にDVD-BOXが発売され、2016年にはBlu-rayが発売しました。
おにいさまへ… COMPLETE Blu-ray BOX
個人的にはベルばらよりも名作だと思っています。
何もかもが衝撃的でした。
全てのマンガ作品と昼ドラの王道の始まりを作ったのはこの作品なんじゃないかと思うくらい、すごくいろいろなものが詰まっています。
主人公の奈々子は、超名門女子高に入学するのですが、そこで「ソロリティ」と呼ばれる選ばれし者が所属する学園の特権組織へ、ソロリティの会長である蕗子様になぜか推薦され、ほぼ強制的に入会させられてしまうのです。
ぽっと出のぱっとしない女が突然ソロリティのトップに可愛がられるのですから、当然周囲からいじめられます。ですが、ソロリティという制度が気に食わない学園の王子的存在、薫の君(サン・ジュスト様)は、奈々子にも優しく接してくれて…。
みたいなみたいな。
私のお気に入りは、奈々子のクラスメイトのマリ子さんです。
唇が赤い方がお姉さま方に喜ばれるという理由から、唇を噛んで常に赤くさせるという衝撃的な方法を取っているこねこちゃんなのです。素晴らしいほどに自然派主義なのですね。
奈々子を勝手に親友扱いしていてヒステリックという点もポイント高いです。
タイトルにある「おにいさま」は、奈々子が高校受験の時にお世話になっていた家庭教師のことで、受験が終わったときに、「おにいさまって呼んでいいですか」とかなんとか言って、文通をはじめたのです。なので、奈々子のモノローグはほとんど、この「おにいさま」へ宛てた手紙風になっているのですねー。
ここまでは近年ありがちな、お嬢様学校へ入学した平凡な女の子が女子高で繰り広げる同性同士のなんちゃらといった感じですが、この作品の面白いところは、ここから繰り広げられる複雑に絡み合った人間関係なのです!
簡単に言うと昼ドラと韓国ドラマのようなものなのですが、あんなご都合主義でできたものではありません…!綿密に計算され尽くされたそれぞれのドラマが、奈々子を、蕗子様を、薫の君を追い詰めるのです…おそろしい…おそろしい作品です…!!
おにいさま…涙が止まりません…
色んな人に観てほしいので、観終わったらぜひBUY王へ!
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